旅立ち編

アルゼンチン、ブエノスアイレス

最高のステーキ

アルゼンチンの食事情に不満を感じていた。頑張っているレストランはあるのだが、アルゼンチンに求めているものには未だめぐり合えていない。そう、私が求めているのは、ぶ厚くて美味しいステーキとワインを楽しめるレストランだ。

私は、宿のオーナーであるローラに美味しいレストランはないかと尋ねた。ローラは私の質問を理解してくれると、高級なところ?それともリーズナブルなところ?と問いてきた。勿論リーズナブルなところと答えると、ローラは「それならここよ!」と自信たっぷりに教えてくれた。そのレストランは、DES NIVEL(デスニヴェル)という名前。早速私達はこのレストランへ向かうことにした。

レストランに入ると店員が陽気に迎えてくれた。席に座りメニューを眺め、その中からお目当てのものを発見した。それはビフェ・デ・チョリソー(サーロインステーキ)だ。アルゼンチンで何度かこれを食べたのだが、今まで満足する味には出会えなかった。しかし、挑戦せずにはおられない何かがこの名前にはある。当然今日もビフェ・デ・チョリソーと赤ワインを注文した。

しばらく時間を置いてから持ってこられたステーキはかなり大きく約25cm×20cmぐらいの大きさだ。早速ナイフでひと口大に切ってみる。多少の弾力があるのだが簡単に切れる。そしてそのまま一切れをほうばるとジューシーで濃厚な味わいが口に広がる。日本のステーキより少し甘味は少ないが、香ばしさと重厚な厚みが肉の味をより豊満なものにしている。これはうまい。そして赤ワインは甘味は少なめで渋みのある重厚な味わい。私はこのワインとステーキを交互に口へ運ぶ。そして大きな満足感に浸った。ようやく、ようやく本当のアルゼンチンを味わうことができた…。

その後もこのレストランには何度も通うことになる。美味しかったものはビフェ・デ・チョリソー・マリポーサ(サーロインステーキバター風味)そして、ロモ・アル・シャンピニョン(テンダーロインステーキマッシュルームソース)。もしもまたブエノスアイレスに行くことがあったら必ずこのレストランに行くことを心に誓った。

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今を生きろ。

ホラティウス

最終更新日 : 2007-07-13サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.