旅立ち編

アルゼンチン、ブエノスアイレス

BAR SUR

タンゲリーアの老舗、BAR SUR(バースール)は地元の人が通うような小さな劇場で、お客の目の前でダンサーが踊るタンゲリーアだ。二階のこじんまりとした席に通されると、小さなピザを出してくれるところがうれしい。ちょうどお腹が減っていたところだ。ピザを細切れにしたようにカットしてあるこのピザが意外にも美味しかった。

ショーが始まると、とても小さなスペースでダンサーは激しくそしてエレガントに踊りだす。アルゼンチンタンゴのショーは足を高く上げたり二人で回転したりする動きが特徴的だが、そんなことをしたら席にぶつかるのではないかというぐらい狭いスペースで踊り続ける。だが当然席に足をぶつけるようなことはない。

このタンゲリーアは、ショーを見るというよりもお酒を飲みながら、目の前で演奏し踊ってくれることが良いのであろう。一組ずつのダンサーが入れ替わりに踊り、演奏者達のグループも入れ替わって演奏する。そしてお決まりの歌手も入れ替わる形態だ。 このタンゲリーアでは日本人女性がダンサーとして活躍している。とても高貴な雰囲気をかもし出して踊る様は素晴らしく綺麗な人だった。

そんなこじんまりとしながらも延々と続くショーに時の経つことも忘れて楽しんでいた。すると突然照明が上がり、その場にいる観客全てにシャンパンが振舞われた。どうやらこのお店の記念日らしくみんなで乾杯をし、記念日を祝った。

この祝杯が一段落した頃合を見計らって会計をお願いすると、ウェイターはタンゲリーアにいた時間が長かったので超過料金がかかるとのたまう。ここはどこかのキャバレーか?ふざけた話に多少の苛立ちを覚えつつも、素晴らしいタンゴショーには満足し、この場を後にした。

← ひとつ前に戻る

64/69

次のページを読む →

今を生きろ。

ホラティウス

最終更新日 : 2007-07-13サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.