アルゼンチン、ブエノスアイレス
ひと口にアルゼンチンタンゴと言っても、ショーのように足を高く上げる派手な踊り方だけでなく、一般的にみんなが踊るスタイルというものがある。それがセントロスタイルで、大勢の人が踊るミロンガと呼ばれる場所で踊る為の踊り方だ。今回私達は、このセントロスタイルをブエノスアイレスで教えていらっしゃる平井先生ご夫妻を訪ねて、アルゼンチンタンゴを教えていただくことにした。
ブエノスアイレスのセントロからバスで15分程のところに、平井先生の自宅兼スタジオがある。スタジオは大きな鏡のある素敵なスタジオで、練習をするには素晴らしい環境だ。私達は早速、簡単な講義と準備運動、そしてレッスンを受けさせていただくことにした。
アルゼンチンタンゴの音楽は四拍子。しかし踊るときは四拍子目を数えないで踊る。具体的には四拍子目にはステップを踏まないのだ。つまり音楽に合わせて「1・2・3・休み・1・2・3・休み」というステップになる。そして男性のリードに合わせて女性が踊るという踊りで、男性は踊りの主体性を持たなければならない。
セントロスタイルには、四拍子四つ分の基本的な動きがあり、この基本的な動きを覚えて踊れるようになれば、まずはミロンガで踊る為の基礎が出来たと言えるのだ。こうなればやるしかない。平井先生に優しく教えていただきながら、未熟ながらもなんとかこの動きを覚えることができた。
こうして、なんとか基本の動きを覚えることができると、踊ることが大きく変わった。反復練習は繰り返せば繰り返す程、動きを理解することができ、意識しなくても動けるようになった。そしてリズムに合わせて踊ることができ、リズムに合わせて踊る楽しみを実感できた。そうして私達は次のレッスンの為、そしてミロンガで踊る為にタンゴシューズを買いに行くことに した。
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