旅立ち編

アルゼンチン、ブエノスアイレス

おかしな仲間達

ブエノスアイレスに長く滞在しているうちに、一緒の宿に泊まっている人達と顔を合せる機会が多くなる。彼らとは知らず知らずと仲良くなり一緒にお酒を飲んだりするようになった。

ノルウェーから来たジャックさんは、毎日食堂の一角を陣取りノートパソコンで仕事をしている紳士。とても落ち着いている人だが、面白いことには進んで首を 突っ込んでくれる。チリから来たミミー達は、女性三人で旅行に来ていてとてもチャーミングな人達。ミミーは旅行前に腕を骨折したとのことでギブスをはめながらの旅行だ。フランスから来たロマンとマティアスは幼馴染。マティアスは恋人のアナと二人で世界一周旅行中だ。

彼らとは何となく仲間のようになり、宿の中だけでなく街のバーに一緒に飲みに行って軽くバカ騒ぎをしたり、サッカー国際試合のアルゼンチン対フランスを一緒に見たりした。

拙い英語であまり深い話はできなかったはずなのだが、何故か意思は通じている感じでバカなことを言い合ったりした。何故かマティアスはタイガー、私はパンサーということになり「同じ猫科同士だから尊敬し合うのだ!」ということになった。私がジャックさんに「英語で思ったことが話せないのはフラストレーションが溜まる」とこぼすと何故か「男にはそういう時がある」とよくわからない諭され方をされたのだが、妙に納得してしまったりした。大して長い時間を過ごしたわけでもなく、深い話をしたわけでもないのだが、何故か仲間と言えるような間柄に思えた。

そんな仲間達ともお別れの時が来た。私達がブエノスアイレスを発つ日がやってきたのだ。出発は朝早く。ブラジルのサンパウロへ久しぶりの飛行機による移動だ。そして宿を出ようとした時、普段はそんなに早起きをしないのに、ミミー達は起きて来てさようならをしてくれた。つかの間の学生生活に戻ったような楽しい思いをさせてくれた仲間達。そんなミミー達とはメールアドレス交換をしてさようならをした。ありがとう。とても楽しい時間をありがとう。

← ひとつ前に戻る

68/69

次のページを読む →

今を生きろ。

ホラティウス

最終更新日 : 2007-07-13サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.