人と大地の躍動編

ブラジル、アマゾン

白い川と黒い川

サンパウロからマナウスへを一路飛行機で。アマゾン川流域の都市マナウスへ近づくと大きな白い川が見えてきた。その大きな白い川が見えなくなると、今度は黒い川が見えてきた。

私達はサンパウロで現地アマゾンツアーを手配していた。その為、私達がマナウス空港に着くと、現地旅行会社スタッフの方が待っていてくれた。私達は彼の手引きで現地ツアーガイドの大塚さんに合流すると、そこからツアーが始まった。

マナウスの街をワゴン車で移動すると、アマゾンとは思えないような発展した街の風景を見ることができる。マナウスはフリーポートとして工業が急速に発展している街だ。整備された道を走るとそこは日本と見間違えるように、日本自動車メーカーの大きな工場が目に入る。ここマナウスは日本人移民が行なわれた街でもあり、日本とも関係の深い街なのだということだ。

街を通り抜け、アマゾン川のほとりに着くと、今度は小型船に乗り換える。チャーターしてあるこの船で、アマゾン川を横断しながらホテルへ向かうのだ。しばらく船が進んだ後、アマゾン川の色が突然変わる場所がある。今までの川はカフェオレのような色だったのだが、もうひとつの色はコーヒーのような色だ。

カフェオレのような白はソリモエンス川から流れ込んだ水。コーヒーのような黒はネグロ川から流れ込んだ水。この二つの川から流れ込む水は、何百メートルも混じり合わないで流れて行く。川の流れる速度や温度に違いがある為だ。川に手を入れながら合流点を横切るとひんやりとしたソリモエンス川から、いきなり生暖かくなるネグロ川の温度を感じることができる。

ソリモエンス川の白さは土砂の色で、アマゾン川に流れ込むまでに川の周辺を削りながら流れてくる為だ、対してネグロ川の黒さは水中に沈んだ木の成分が川に流れ込んでいる為で、この黒さ故に太陽の光を吸収し川の水が温かくなる。そしてその木の成分にはタンニンという成分が含まれている為、蚊の発生が少ないという特徴がある。その二つの巨大な川が合流し、世界一の水量を誇るアマゾン川となる。

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真実は小説より奇なり。

マーク・トウェイン

最終更新日 : 2007-08-04サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.