人と大地の躍動編

ペルー、マチュピチュ

聖なる谷

クスコから二泊三日のマチュピチュツアーへ出かけた。アルマス広場から少し外れた旅行会社で、ツアーに参加することにしたのだ。

ツアー内容は、クスコから聖なる谷をバスで回りオリャンタイタンボへ到着。オリャンタイタンボからマチュピチュ麓の街アグアスカリエンテスまで列車で着いたら一泊。次の日早朝からマチュピチュへ行き3時間のガイドが着いた後、自由時間。アグアスカリエンテスでもう一泊し、早朝の列車でオリャンタイタンボへ着く。そしてオリャンタイタンボからクスコへは自力で帰ってくるというものだ。

旅行会社のスタッフに見送られて、まずは聖なる谷のツアーにバスで出発する。スペイン軍に対抗したインカ軍が戦った際に砦として使われたサクサイワマン遺跡は、横の道をバスでそのまま見学せずに通過し、まずはピサックに到着し町にたっている市を見学。様々な民芸品が売られていて、その色使いはとてもカラフルだ。しかし市場見学はたったの20分で何も買うことはできず、どんなものが売られているかを見学しただけで終了した。

そしてピサックの遺跡にバスで移動。途中、聖なる谷への入場チケット販売所に立ち寄ると、遺跡に入るには入場チケットが必要とのことで、持っていない人はここで買うようにとの話を聞かされる。当然持っていない私達はチケットを購入しなければならなかった。大した金額ではないのだが、買わざるを得ない状況に置かれてから、初めてチケットが必要なことがわかっただけに、腹立たしい。

ピサック遺跡は何度も建物が造り直された跡があるのだという。同じ大きさの石が積木ように積まれた遺跡になっているのは、その為だろうか。遺跡自体の大きさは、そんなに大きくはないのだが、精巧に造られた造形が美しい。

次は昼食を挟んでオリャンタイタンボ遺跡だ。山の急斜面には段々畑、その上には要塞のような遺跡が広がっていた。奥には石切り場が残っており、くさびを打ち込んで石を割った跡や、臼のように石をこすり合わせて表面を平らにする石研ぎ場跡があった。こんな大きな石を動かして石を研いだのかと思うと、それは命がけの作業だったろう。

それほど信じられないぐらいの大きさなのだ。ここの遺跡に使われている石の大きさは均等ではなく、石を積んでいく過程で必要な大きさに加工した石が建物に使われている。ここはピサックと違い、造られた当初の形をそのまま留めている。

聖なる谷のツアーは、ここオリャンタイタンボで終了し、歩いて15分程の駅までは自分で移動することになる。列車の時間まではまだまだなので、ツアー会社の人が手配してくれたお店に荷物を預けて、遺跡付近のお土産屋さんや集落を見てまわることにした。

お土産屋さんに売っているものは、ピサックの市場で売っているものと概ね変わらないが、お店の数としては少し小さい市場だ。だが、屋台のようなお店だけでなく店舗として構えているお店の中には、自然の染料で染められた手織物等のとても質の良いものが売られているお店もあり、とても楽しい。

近くの集落には、インカ道のまわりを子供達が泥だらけの服で、夕暮れ時を楽しそうに走りまわっていた。

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真実は小説より奇なり。

マーク・トウェイン

最終更新日 : 2007-08-28サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.