ペルー、マチュピチュ
最終バスでマチュピチュを降りると、オレンジの民族衣装を着た少年がバスの前を走る。日本のテレビでも紹介されたことがあるグッバイボーイだ。その少年は立ち止まると同時に振り向くと大きな声で「グッバーイ」叫んだ。
マチュピチュからアグアスカリエンテスまでの道は、行きと同じようにバスに乗ることになる。このバスは、山の斜面を大きく蛇行した道を降りて行く。グッバイボーイは直線に山を駆け下り、その角ごとに待っていて大声で「グッバーイ」とバスの乗客に叫ぶのだ
そして、バスが麓に着くと、最後バスに乗り込んで来てみんなにチップをもらう。バスに乗っていた全員が彼にチップを渡した。ガイドブックでは、グッバイボーイの少年達が学校に行かない状態になったとのことで、今は学校から禁止されていると聞いていたのだが、グッバイボーイは現われた。今日は土曜日で学校は終わっているのかも知れない。
マチュピチュの観光を終え、麓の町アグアスカリエンテスで温泉に入ることにした。水着着用で入る温泉は、プールのような場所で日本の温泉よりも温度は低く、立って入るような深さだ。
そんな温泉で一緒に入っていた少年と話してみると、なんと彼もグッバイボーイだった。彼らは自分達のことをチャスキ(インカ時代の飛脚)と呼ぶ。私達が会ったグッバイボーイではなかったが、この日もグッバイボーイだったと言う。山を駆け下りた疲れを癒しに温泉に入る少年と、会話を(拙いスペイン語で)しばらく交わし、最後に握手をしてグッバイした。
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