ペルー、マヌー国立公園
保護地区直前でロッジ風の宿に泊まることになっていた。もうすぐ暗くなるという夕方にロッジへ着くと、ホセはすぐにジャングル散策に行くと言う。こうして一行は荷物を置くとすぐに夜のジャングルを散策することになった。
長靴を履いて湿地帯のようなジャングルに入る。暗い夜のジャングルは闇そのもの。懐中電灯で照らされた範囲の外は真っ暗な闇夜だ。数十匹ほどの蚊が前を行く人の後を飛んでいる。ジャングルの中は湿気が多いのだが風はなく、立ち止まるととても暑いし、何十匹もの蚊に襲われる
途中に沼のような水溜りが現われた。長靴ぎりぎりの深さがある水溜りはゆっくり進まないと長靴の中に水が入ってくる。クロエがいきなり悲鳴をあげた。どうやら長靴に穴が空いているらしい。今更どうすることもできず、ぐちょぐちょになった長靴で後をついてくる。今度はテッドが叫び声をあげる。クロエが誤って虫よけスプレーをテッドの顔にかけてしまったらしい。クロエの後をテッドが涙を流しながら後をついてくる。
三十分程ジャングルをさまようように歩くと、ロッジの周りを一周してもとの場所に辿り着いた。なにはともあれ、ジャングル散策が終わったことにほっとした。
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