ペルー、マヌー国立公園
ボカマヌーから少し離れたところに、オトロンゴ湖と呼ばれる三日月湖がある。この湖は、大きく蛇行していた川の流れが、途中でショートカットしたことにより取り残されてできた大きな水たまりだ。オトロンゴとは現地の言葉でジャガーを意味している。はたしてこの湖にジャガーに出会うことがあるのだろうか。この湖には多くの野生動物が生息しているという。
お調子者のホセに続いてジャングルに入り15分程あるくと、目の前にオトロンゴ湖が現われた。湖面は静まりかえって鏡のように空を映している。30m程先ではかわうそがもぐら叩きのもぐらのように顔を出しては潜り、等間隔で移動しながら、口を開けてこちらを窺っている。
手漕ぎボートでオトロンゴに入った私達が見たものは、多くの野鳥や猿、そして湖面に時々浮かんでいるワニ。静寂が張り詰める静かな湖を見たこともないような色のオウム達が群れをなして飛んでいく。小雨が降ったり止んだりする中、動物達の鳴き声に耳を澄ませた。
ここでは動物園のように動物を間近に見ることはできない。しかし、動物園では決して知ることができない動物達の姿を見ることができる。
ワニは水面に浮かぶ木のように目と鼻だけを水面から出して静かにしているが、10mぐらいまで近づくとすぐに水に潜ってしまう。猿達は集団で木から木へ騒がしく移動しながら木の実などを食べていた。小雨が降ったり止んだりする中を3時間程ボートで散策した後、一行はロッジに帰ることになった。残念ながらジャガーと出会うことはなかった。
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