人と大地の躍動編

ペルー、マヌー国立公園

夜のオトロンゴ湖

再び夜のオトロンゴ湖へ出かける。

闇夜に包まれたジャングルは、一筋も月の光が射さずえも言えぬ恐怖感が漂っている。

ジャングルには普段文明に守られている生活とは無縁の世界が広がっていて、もし懐中電灯の明かりがなかったらと思うと恐ろしくなる。

風に揺れる木々の小さな音にさえ敏感に反応しながら夜のジャングルを歩く。都会の昼と夜の顔も違うが、ジャングルのそれはもっと極端だ。大型肉食動物のほとんどが夜行性で、命の危険を感じる。

蒸し暑さと蚊の来襲に耐えて夜のオトロンゴ湖に着くと、そこには昼とは違うオトロンゴ湖が広がっていた。

鳥や猿の群れはどこかに消え、替わりに湖に浮かぶワニの目だけが赤く光っていた。

夜のオトロンゴ湖は危険だ。一行はオトロンゴ湖の湖岸から湖を眺めるだけでロッジへ戻ることになった。帰り道に体長40cm程の大きなアルマジロと遭遇したが、結局ジャガーに出会うことはなかった。

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真実は小説より奇なり。

マーク・トウェイン

最終更新日 : 2007-12-17サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.