人と大地の躍動編

ペルー、マヌー国立公園

クスコへ

行きに3日かけた行程を帰りは2日で帰る。ボートで1日、ワゴン車で 1日をかけて帰るクスコへの道のりは、そのほとんどを移動のみに費やす。 ボートでの移動が終わり最後のロッジに到着。まだ明るい夕方、 久しぶりに宿で明るい時間を過ごすことになった。明るいうちにシャワーを 浴びると蚊の来襲が少ない。

どうやら蚊は、ある程度の湿度と気温があり、直射日光の当たらない涼しいところが好きらしい。水溜りのあるジャングルやシャワー室では蚊が襲ってくる。明るいうちでも蚊はいるのだが、蚊は熱も感知しているらしい。その習性を利用し薄暗いジャングルの中でも木漏れ日が射す場所を通ると、日光の熱で蚊をまくことができるのだが、気温の下がる夜ではどうしようもない。蚊は更に勢いを増し猛威を振るう。

テッドとクロエはここでお別れ。彼らはツアー内容が私達とは異なりもう一日このロッジで過ごすとのことだ。最後の夜はみんなでワイワイとお酒を飲みながら過ごした。

翌朝、テッドとクロエを残しロッジを後にしワゴン車にて陸路を進む。昨日の夜から降り続いた雨はまだ止みそうにない。山道の悪路をワゴン車は大きく揺れながら進む。しゃべると舌を噛みそうなぐらい揺れる。ほとんど無言で揺れに耐えながら進んで行くと、ホセはまた新しい鳥を見つけてくれる。一番前の助手席に座っているとはいえ、よく見つけられるものだと関心してしまう。そんな時、運転手が何かに気づき突然車を止めた。

なんと崖崩れで道が大きな岩でふさがれている。ホセが岩のところまで見に行ったのだが、しかめっ面でフランクと私に早く来いと叫ぶ。どうやら3人で岩をどけようとしたいらしい。その岩がある現場まで行き3人で力を合わせて押してみるがビクともしない。何度試してみてもだめだ。仕方なく岩をハンマーで地道に削り、岩を小さくしてどかすことにする。その間フランクは指を怪我して血を流している。そんなフランクの負傷の甲斐あって何とか岩をどかすことに成功した。

なんとか車が通れる道幅ができ、ワゴン車が来るのを待っていると上の方からザザーッという音が鳴る。なんとまた崖が崩れて通れなくなってしまった。もし崖が崩れた時にワゴン車がその下を通っていたらと思うとぞっとする。

崩れた後を歩いてワゴン車に戻り、道路復旧の為に連絡をとったブルドーザーを待つ。到着に30分、復旧に30分程待ち無事崖崩れゾーンを通過。そのままクスコまで長いガタガタ道を走り空が暗くなり始めた頃クスコへ到着。

数日間寝食を共にしたフランクとマリア、ホセとお別れしペンション八幡までタクシーを使う。宿に着き眠気を抑えてシャワーを浴びた後、あっという間に眠りについた。

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真実は小説より奇なり。

マーク・トウェイン

最終更新日 : 2007-12-17サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.