人と大地の躍動編

ペルー、プーノ

アンディアンエクスプローラー

クスコからプーノへは列車の旅、世界一高い所を通るアンディアンエクスプローラーの旅だ。どうせ乗るなら少しだけ贅沢にと買った切符は一等車両。テーブルクロスの掛けられたしっかりとしたテーブルに、一人ずつ独立しクッションの利いた木製の椅子で列車とは思えない内装だ。

ほぼ定刻に出発した列車は日干しレンガ造りの民家が並ぶ街中を走る。車内の高級な内装とはまるで別世界のように質素な家だ。そんな質素な家の前では子供達が手を振って列車を見送ってくれた。

しばらく走るとクスコの街を離れアンデスの山並みが見えてきた。放牧された羊や時折現われる民家、そして山の上には真っ青の空と白い雲がある。

食堂車からフォルクローレの音楽が聞こえてくる。どうやらファッションショーが始まったらしい。民族衣装を現代風にアレンジした衣服を車内にて販売する為に行なうショーなのだが、そのモデルさんはとても綺麗な人で意外と本格的なことに驚いた。ファッションショーが終わるとモデルさん達はすれ違うプーノからの列車に乗り換えていく。対向でクスコへ帰る列車でもファッションショーを行なうのであろう

列車は標高4319メートルもあるラ・ラヤ駅に停車した。駅と言っても駅舎があるわけではなく、そこは民芸品の屋台が品物を並べているだけの簡素な場所。そこは青空が最も近く感じる駅。アルパカというアンデス特有の動物を連れた親子が民族衣装を身にまとい、その色鮮やかなコントラストにアンデスの文化を感じた。停車時間は5分程だったのが残念。できればもっとのんびり景色を眺めたいところだった。

ちょっぴり豪華なランチをいただき、車窓を眺めながら走ること数時間、大きな水溜りに映る空が幻想的な景色を眺め、自動車部品等を売る屋台のような商店が連なった妙に活気のある街を通り抜けるともうすぐ終点プーノの街だ。プーノはボリビアとの国境にある街でチチカカ湖の湖畔にある。その夕陽の浮かぶチチカカ湖が見えてきてこの列車の旅も終着駅を迎えた。

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真実は小説より奇なり。

マーク・トウェイン

最終更新日 : 2007-12-17サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.