人と大地の躍動編

ボリビア、ティワナク

ティワナクまでの道のり

ティワナク遺跡はボリビアにある。インカ帝国は北はエクアドル、首都のペルー、そして南のボリビアやチリにかけて大きな勢力を誇った帝国だ。そのインカ帝国が築かれる前の文化はプレインカと総称される。そのプレインカ遺跡のひとつとしてこのティワナク遺跡がある。

ティワナク遺跡には是非とも行ってみたいと思っていた。なぜならここにはイースター島以来、私の南米旅行に大きなテーマとなっているトーイ・ヘイエルダールが南米からタヒチまで航海した船名の由来となるコンチキの像があるのだ。これは行かなければなるまい。

プーノからボリビアのティワナクまでは、日帰りで行ける距離にある。ローカルバスで国境まで行き、そこからボリビアのローカルバスに乗り継ぐことになる。宿のお兄さんにティワナクへ行きたいことを相談すると、日帰りでボリビアに行って帰ってくるには、出国と入国スタンプをパスポートの別紙に押してもらう必要があるが問題ないだろうとのことだ。こうして私は次の日ティワナクへ出発した。

プーノ郊外のバス停からローカルバスで国境まで行く。バスの中は全て地元の人々だ。バスに乗り込むと東洋人がめずらしいのかいきなり質問攻めにあう。「どこから来たの?」「どこへ行く?」「名前は何だ?」「結婚してるのか?」等々、ボリビアとの国境まで数時間、席の周り5人からの質問攻めがようやく終わりかけた頃、国境に到着。

国境に到着し、出国のイミグレーションで出国スタンプを別紙に押してもらおうとしたのだが、それはできないとの寂しい返答。じゃあどうすればいい?と聞くとスタンプなしでボリビアへ行けば良いと言う。言われる通りボリビアの入国イミグレーションに行くと、ペルーの出国スタンプがないと、入国スタンプを押すことはできないと言う。

仕方なくまたペルーの出国イミグレーションで、パスポートに出国スタンプを押してもらいに行く。念のためイミグレーションの人に聞いてみたところ、日帰りも可能だと言ってくれてるし、もしダメだったとしてもこのままプーノまで帰る気にもならない。

結局ペルーの出国とボリビア入国のスタンプをパスポートに押してもらいボリビアに入国した。

ボリビアからティワナクまではローカルバスにて行くのだが、このバス乗り場がわからない。国境近くの両替屋でペルーのお金をボリビアに両替し、国境付近のうるさい輩から少し離れたところで尋ねてバス乗り場を教えてもらう。そのバスは普通のワゴン車で満席になるまで出発しないタイプ。そのワゴン車に乗り込むと今度は隣りのお兄さんから質問攻めが始まった。

ティワナクに着くまでの間、検問がありパスポートチェックがある。先の国境でもし入国スタンプなしでボリビアに入っていたら面倒なことになっていただろう。

その後も順調にティワナクまでの間、隣りのお兄ちゃんにコピー音楽CDを買わないかと勧められるがかわす。彼はボリビア人で国境付近でCDを売っているらしい。まぁ言葉と身振りで教えてもらわなくても、大体想像はつくのだが意外と会話が成立することにびっくり。ティワナクに着く頃にはワゴン車の中にいる皆と言葉を交わし、ティワナクで降りる時にはワゴン車の全員と握手をしてさよならした。

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真実は小説より奇なり。

マーク・トウェイン

最終更新日 : 2007-12-17サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.