ボリビア、ティワナク
ティワナク遺跡は広い。マチュピチュに匹敵するぐらいの規模がある。それにも関わらず観光客はまばらだ。見所は点在していてある程度整備されたルートがあり、このルートをもとに遺跡を見ることになる。まず始めは併設された博物館からだ。
博物館ではティワナク遺跡の時代背景や鉄器がない状態でどのように石像や神殿が作られたかがわかるようになっている。館内に保管されている石像を含めなかなかよく作られている。
外の敷地内にある遺跡には大きな神殿跡がある。未だ発掘中らしく、発掘作業や遺跡内の整備を進めている作業をしている人が目立つ。この人達はとても気さくで挨拶をすると必ず挨拶を返してくれ、間違った道を行こうとすると「こっちだこっちだ」と教えてくれたりした。こういう素朴な優しさは異国を旅させてもらっているものにとって、とてもうれしいものだ。
ティワナクには人型の巨大石像がある。こことイースター島の共通点として思い浮かぶ。壁画に人が書かれていたり、人の顔だけ大きく造られている石像や動物の石像は他の地域でも見たことがあるのだが、このような人型の巨大石像はこことイースター島しか知らない。
遺跡で働いている何人かにコンチキの像がどこかを聞いてみた。しかし誰も知らない。
遺跡の中を捜しまわること約1時間、いくつかある看板の中にコンチキの名をようやく発見。それによるとコンチキとは別名らしく誰も知らなくても不思議はない程小さく書かれていた。
周りの神殿から見て一段低いところに15メートル四方を壁で囲まれた広場がある。中心にはコンチキの像が立っていていた。従者のような二人を引き連れていた。この広場の内側には人の顔がびっしりと中心に向いている。周りに観光客が一人もいないところでその風景はとても異様で、壁際に立っている人々から見られているような印象を受ける。
閉園時間近くになると、遺跡で働いている人達が一斉に帰り始める。最後の遺跡群を見ながら街へ向かう道路を見ると、50人程の人々が自転車に乗って一斉に帰っていった。少し傾きかけた太陽に照らされたその風景はとてものどかだ。
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