人と大地の躍動編

ペルー、リマ

ペルーのガラパゴス

ボートが島に近づくと「んっ…臭い?もしや隣りの人か…?」そう思ったのもつかの間、島からはけたたましい鳥の鳴き声と羽音が聞こえてきた。

ペルーには「リトル・ガラパゴス」と呼ばれる島がある。バジェスタス島と呼ばれているその島は、野生のアシカやペンギン、そして無数の鳥達が気持ち悪いほど生息している。

このバジェスタス島には、近郊のパラカスという街からボートで行くことになる。私たちはリマからこのパラカスまでバスで来たのだ。冷たいフンボルト海流が島の脇を通る為、この島は涼しくアシカやペンギン達が生息している。

リマからパラカスまでの往復バスと現地ホテルの予約をホバーさんに手伝ってもらいリマを出発、パラカスに到着後翌日のバジェスタス島ツアーを申込む。翌朝小型ボートに乗り込み荒波の中を疾走し、襲いかかる水しぶきからカメラを守りながら今に至る。

目の前の光景はこの世のものとも思えない阿鼻驚愕の恐ろしい光景だ。空を飛び回る無数の鳥、ところ狭しと島に並ぶ鳥の群れが「ぐぇーぐぇー」と鳴いている。遠くから聞こえる獣の雄たけびはアシカの叫び声。そして自然の臭い。

凄かった。こんなに生息数過密な島はないんじゃないかと思えた。もしかすると海流の関係で南極に帰れないものたちの溜まり場なのではないのだろうか。この不自然な光景に私たちは狐につままれたような気持ちでバジェスタス島を後にした。

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真実は小説より奇なり。

マーク・トウェイン

最終更新日 : 2007-12-17サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.