出会いそして別れ編

メキシコ、メキシコシティー

なんなのだ

「ホステルモンテホで送迎をお願いしましたか?」メキシコシティー国際空港のアライバルゲート付近でプラカードを持った人を探していると、一人のおじさんが話し掛けてきた。彼の名はアーロン。プラカードも持っていないし私達の名前も知らないようだが、どうやら彼が送迎の人らしかった。

送迎の車に乗り込みメキシコシティーの街を走る。車内からは整備された道路と街並みが見える。高層ビルや企業の看板が並んでいる。車も整然と走っていて都会に来たように思える。

「メキシコは北米だ」アーロンは少し硬い口調で答えた。メキシコを中米と言った言葉に反応したらしい

今は復活祭の最中でメキシコでは一週間以上の連休期間に入っている。そのためかメキシコシティーはとても静かだ。お店が連なるショッピング街を通ってもほとんどのお店が閉まっている。明るい陽射しの中、出歩いている人はほとんどなく車のみが道路を通っていた。

その雰囲気と相まってかここの宿は何かがおかしい。妙に私達に冷たい気がする。そう思い始めたのは宿に着いてからしばらくしてからだった。宿では男性三人が働いていて一人は「一週間後に日本へ旅行予定だからおまえの家に泊めてくれないか?」などと初対面の私にのたまう。当然丁重にお断り。アーロンにお願いをしようと話し掛けたら「ここはメキシコだから英語ではなくスペイン語で話せ」と言い出す始末。何なんだ…。

何か気づかない何かがあるのか。なんなのだ。歓迎されてない?

次の日、宿を変えることにした。

← ひとつ前に戻る

1/50

次のページを読む →

為すに任せよ、行くに任せよ。

自由主義者のことば

最終更新日 : 2008-02-10サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.