出会いそして別れ編

スペイン、マドリッド

今夜パエリアで

スペインはフランス、イタリアに次ぐワインの産地であり、消費量もとても多い。そんなスペインでは食事とともにワインを飲む光景がよく見られる。スペインワインを飲みながら、本場のパエリアを食べたい。

赤ワイン、ガスパチョ、シーフードパエリアをオーダーして料理が来るのを待つ。

ガスパチョは、スペイン南部、アンダルシア地方発祥の冷たいトマトベースのスープ。冷たくて軽く酸味のきいたこのスープは、のせられている野菜と小さなパンを、スプーンひとすくいの中に少しずつ入れて飲むと、青臭さの残る味が、ほどよい味のアクセントになる。

赤ワインを飲みながらしばらく待つ。パエリアは、もともとスペイン東部のバレンシア地方で作られた郷土料理。スペイン語ではパエーリャとかパエージャというような発音になる。この料理は、フライパンでライスを炊きあげるようにして作るため、オーダーしてから30分以上は待たなければならない。

フライパンごと、調理されたままの状態でテーブルにパエリアが届けられた。そこから取り皿に取り分ける作業が始まる。シーフードパエリアには、エビが二種類。ハタやアサリ、そしてムール貝が一緒に調理されている。

パエリアの黄色は、サフランの色。具材とともに炊きあげられたライスは、炊き込み御飯とも違う独特の甘味とハリがあり、米粒一粒ずつの中は固めだが表面には、でんぷん質とは違うだしのきいた旨みの膜ができている。

レモンを絞って食べるパエリアは、また味が引き締まり食欲をそそる。ワインをひとくち飲むと、口の中にあるパエリアの味が、一度リセットされ、また新たにひとくち目の味を楽しめる。

今夜はパエリアでスペインの夜を贅沢に楽しんだ。

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自由主義者のことば

最終更新日 : 2008-02-10サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.