眠れぬ日々編

エジプト、カイロ

コシャリ

シャッタという辛いソースはスプーンに一杯。レモンソースはスプーン二杯。コシャリの上にゆっくりかけ、その上に香辛料の入った塩を軽くふる。

この状態で、具材をかき混ぜないように、和えながら食べるのが美味しい。決してコシャリはかき混ぜ過ぎてはいけない。

コシャリの中には、下からライス、パスタ、トマトソース、オニオンフライとヒヨコマメという厳格な階層が出来ている。

この上から、シャッタとレモンソース、そして塩をトッピングすることにより、コシャリという多次元を持ったひとつの宇宙が完成するのだ。

スプーンを縦に入れて、ミルフィーユを食べる時のように全ての階層をすくいとる。ひとつひとつの階層が主張する個性を楽しみながら、多様性を持ったひとすくいのコシャリを味わう。

料理を美味しく食べる為のノウハウは、知らなければいけないことだと思う。その国で愛されている料理には、それぐらいの敬意を払うべきだと思う。

なぜなら、コシャリとはエジプトの国民食だからだ。どのぐらい国民的かと言うと、例えばお昼時の商店から。

「今日の昼飯何にしようか?」

「そうだな。今日もコシャるか!」

という従業員達の会話が聞こえてきそうなぐらい生活に浸透しているのだ。

繰り返しになるが、コシャリは決してかき混ぜ過ぎてはいけない。そうでないと味に飽きて最後まで食べられないのだ。

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最終更新日 : 2008-02-18サイトマップ連絡先 | © 2006 Travel Around the World in 18 Months.